ニュージーランドで受けた差別の話
ニュージーランドの住民は多国籍だし、基本的に外国人に優しい国だと思います。
私はこの国が大好きだし感謝もしています。
しかし私がオークランドに滞在していた時は結構ひどい目に合う機会もありました。
オークランドは二番目に大きい都市で、人が多い分治安が悪いところがあったのも理由の一つだと思いますが。
例のウイルス騒動で今はもっと厳しい状況に置かれている日本人もいるのではないでしょうか・・・
治安が良い、人が良いで有名なニュージーランドでもこういう差別は少なからずあるということを知っておいてもらいたいです。
前回の記事はこちら
バスに乗せてもらえない
ニュージーランドではバス停にバスが近づいても乗りますという意思表示(手を挙げるのが一般的)をしないと通り過ぎられてしまいます。
しかしそこでしっかり手をあげていても、無視されてしまう。
こういうことは何回もありました。
私の住んでいたところはバスが30分に一本しかこなかったので、
無視されてしまうともう30分待たなければいけません。
私はバス運転手の気持ちはわからないので実際のところはわかりませんが、私がアジア人であることが理由だったのでしょうか?
バスに乗せてもらえない②
手をあげてバスに止まってもらえても、乗せてはもらえないこともありました。
バスの運転手が一言、「満員だから」。
しかし座席はそこそこ空いているのです・・・。
私は唖然としてしまって、ヒヨッコレベルの英語力の中からとっさに反論が出てこず
大人しく諦めてしまいました。
今でも思い出すと悔しい気持ちになります。
足を引っ掛けられる
学校から帰っているときに後ろから中国に対するひどい言葉を投げかけられ、アジア人差別をされて無視して歩いていたら(なんだかんだ反論すると危ない時もあります)
なんと
足を引っ掛けられました!
これにはびっくりしてホストマザーに相談したら学校にしっかり掛け合ってくれましたが、結局その後相手がお咎めを受けたような話は耳に入ってきませんでした。
足を引っ掛けてきた少年は同じ学校の制服を着ていたので、より身近で怖かったのを覚えています。
通りすがりに暴言
国に帰れ!と叫ばれたのは数え切れないほどあります。ここに書けないような暴言も。
横断歩道を普通に渡っているだけなのに。
普通に買い物をしているだけなのに。
ジェスチャーで揶揄されることもあったし、何よりそれが言葉だけではなく暴力になるかもしれないと感じて一人で出歩くのが怖かった時期もあります。
まとめ
ここまで書いた差別をしてきたほとんどの人が、私のことを中国人だと思って差別してきているようでした。
私は日本人ですし、中国人でもキーウィでもないので双方の気持ちは完全に理解はできませんが
出身や国、見た目でああだこうだ決めつけるのは違うとはっきり言えます。
日本でも外国人差別はたくさんあると思います。私は日本に住んでいるからさほど気づかないけれど日本で暮らす外国人に不快な思いをさせてしまっているかもしれません。
誰も差別を受けて気持ちいい人はいません。
差別をされて良いと思わないなら、人にすべきではないのです。
この気持ちを念頭に誰でも快適なグローバル社会を作る一員になれれば良いなと思います。
それが遠い未来でも。